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2023-02-01から1ヶ月間の記事一覧

ヒストリーオブ山下達郎 第40回 1987〜88年「RADIO DAYS」から「僕の中の少年」へ

<良いものができればいいじゃないですか、って言ったんだけど>88年はマーチン(鈴木雅之)の2枚目のソロ・オリジナルアルバム「RADIO DAYS」発売(4月)だね。レコーディングとしては「REQUEST」の後だった。86年のツアー(Performance ’86)が10月で終わ…

ヒストリーオブ山下達郎 第39回 ON THE STREET CORNER 2(86年12月10日発売)から「REQUEST」(87年8月発売)へ

<「オンスト2」に対する創作意欲は、ものすごくあった>86年5月にスタートした”PERFORMANCE ’86”。このツアーの時から、ステージ・デザイナーが、今(2016年)もやってもらっている、斎木信太朗さんに替わった。斎木さんは僕のステージ・プロデューサーの…

ヒストリーオブ山下達郎 第38回 初デジタル・レコーディング・アルバムPOCKET MUSIC(86年4月23日発売)

<コンピューター・ミュージックは作風を拡大する意味ではプラスだった>デジタル・レコーディング問題がなければ、POCKET MUSICはシュガー・ベイブでやってたことを、もう一段階上げられる作品になるかなと思った。あくまでも個人的な思い入れだけど。でも…

ヒストリーオブ山下達郎 第37回 初デジタル・レコーディング「風の回廊」(85年3月発売)からPOCKET MUSICへ

<ブランクの原因はデジタル・レコーディング>BIG WAVEからPOCKET MUSIC、84年から86年まで。このブランクの一番大きな原因は、デジタル・レコーディングへの移行だった。ソニーのPCM-3324というデジタル(マルチ)レコーダーが登場してね。それまでのアナ…

ヒストリーオブ山下達郎 第36回 84年4月「VARIETY」から6月「BIG WAVE」発売へ

<全曲本人のオリジナル作品でいけると確信した>1984年は「VARIETY」から「BIG WAVE」の年だね。まりやのプロジェクトは前年から動いてた。実際には83年秋かな。レコーディングは本当にツアーの合間を縫ってやってたから。まりやは81年12月に新宿厚生年金で…