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とりいそぎ、ユーロ各国雑感

トッティ、反省してる?

サッカーファンの皆様、連日ユーロTV観戦お疲れ様です。
選手に中休みはあっても、我々には休み無し。
面白い試合を途中でビデオ録画に切り替え、すぐ寝付けるわけもなく
結果を知らないままで、次の日、一日過ごすことも難しく、
辛くも楽しい、複雑な心境の日々をお過ごしのことと存じます。


グループリーグも一巡したので、ここで各国チームの印象をかいつまんで。


A組。
優勝候補の中で一番理想的なスタートを切ったのはスペインではないでしょうか。
選手層も若く厚い。
攻撃のオプションもあり、特にサイドのビセンテエチェベリアホアキンなどの躍動は
見ていて気持ちが良いし、迫力があります。
一方、参加16チームでいま一番勢いを感じるのがギリシャ
スペインの攻撃に押し切られること無く、ワンチャンスで同点に持ち込んだのはアッパレとしかいいようがありません。
ちょっと神がかって来ているような気がするのですが……
そのギリシャの同点弾に、多くのポルトガルファンは顔を曇らせたことでしょう。
いわゆる黄金世代の最期を見ているようでPORに対しては複雑な気分になります。
このまま終わるのか、POR? それでもフィーゴは絶対の存在なのか?
終戦の先発メンバー、注目です。


B組。
個人的に「あえて蛇足とした逆転劇」のフランス、
これで連覇へ独走! としたのはお気楽系メディアだけで、多くの人が不安を掲げています。
“常勝”フランスの流れはまだ読めない。→追記:2戦終わって、もっと混迷
イングランドはあのショックからどう立ち直っているのか。
非常に興味深いです。→追記:見事に立ち直りました、ENG


C組。
トッティ、つば吐きで出場停止へ
終始イラついていた王子様はA級戦犯に成り下がるのか。
じつにつまらない、世界中のイタリアファンを裏切る不愉快な出来事。
既にトラップはトッティ抜きの布陣を試している模様。
ピルロボランチは見たい。
生まれ変わったイタリアに期待だが、次戦の相手は”爆発”スウェーデン
苦戦は必至。
早くも正念場のイタリア……
デンマークはチーム連携の良いサッカーを展開していた。
ブルガリア戦でも変わらぬサッカーを展開するなら、結果は自然に見えてくる。
個人的にはグロンキア、見たかったのだが。


D組。
バイエルンで生気を失っていたカーンのあの“闘う”目が戻ってきた。
手堅く無骨なサッカー、負けないサッカー、ドイツは不思議なチーム。
一方のオランダ、メンツはいるのにチームの調和が見られない。
ただドイツ戦のファンニステルローイのゴールは凄かった。
個人技の高さは間違いなく前評判どおり。
D組はラトビアとの戦いが鍵になると予想した人は多かったが、その通りの気配。
次戦、オランダvsチェコの結果よりもドイツがラトビアに大勝できるかどうかがで状況が大きく変化するようにも想う。


そんなわけで皆さん、嬉しい悲鳴の毎日をなんとか乗り切っていきましょう。


記:タイで想う日々管理人