ゲームが始まって、なんか新鮮味のない顔合わせだな、と。
それもそのはず、殆どがプレミアリーグのPlayer。
ボクの住むタイ、そして東南アジアで一番メジャーなのがプレミア。
だから、ボクにとって1シーズン散々リーグで見てきたメンバーが
紅/白でなく、青/白に分かれて試合してるだけなのだ。
プレミアでないのはジダン、トレセゲ、リザラズ、テュラムぐらいでは。
ベッカム、バルテズはバリバリ?元プレミア。
そういえば、98年仏WCのイタリアvsフランスはセリエAの紅白戦だった。
あの時はワクワクしてた覚えがあるが。
そう考えれば戦前の「イングランドどこまでしのげるか」みたいな青図も
そう大げさに捉える必要はないと想った。
イングランドにしてみればフランス代表は「フランス人ばっかりのアーセナル」、
そう思って戦えばいいのだ。敵の事はよーく知ってる。
あわてずにやればいいのだイングランド、
そんな感じでボクはずっと見ていた。
それにしてもフランスの先発メンバー、
いつもの名前、いつもの顔……
それは代表はもちろんクラブレベルでも数々の栄光に輝いてきたメンバーたちでもある。
確かに今大会、フランスはリベンジに燃えているだろう。
先発組はあの悪夢の日韓WCメンバーでもある。
しかし、そのフランスのリベンジに燃える“気持ち”は、他の国、
たとえばイタリアやスペイン、そしてポルトガルなどの
強豪と言われながら(長らく)国際舞台の頂点に立てないで居る国々の持つ“気持ち”、
すなわちモチベーションに、勝るものなのか?
何としても優勝の二文字が欲しい、その想いはどの国よりも強いのか?
絶対に最後の場面で(たとえば接戦になればなるほど)それは大きく影響してくるように思う。
今回は、ゲーム内容には触れません。
そして、終了間際の大逆転劇もあえて蛇足、と判断します。
フランス、前評判ほど恐れる存在ではない。
イングランドも、これでおじけることは無い。
スイス、クロアチアのスコアレスドローという最高(最低)の援護あり。
「俺は本当に優勝したいのか? その思いは誰よりも強いものなのか?」
優勝候補フランスは“己との戦い”に突入した……
記:タイで想う日々