立ち上がりはスペインが攻め、
その攻撃振りに「こりゃ格が違う」と思わせる。
右エチェベリア、左ビセンテの切り込みは
スペインの大きな武器だ(ルケ、ホアキンも見たい!)。
防戦一方のロシアも徐々に盛り返していくが、守備陣がイエローカードを次々にもらい、終盤に不安を残す。
そして後半14分のスペインの選手交代。
モリエンテス→バレロン!
バラハ→シャビアロンソ!
リスクを犯して攻撃に出るのではなく、別の攻撃パターン、オプションで勝負する。
そしていきなり結果は訪れる。
右プジョルの早いクロスをゴール前で落ち着いて処理したバレロンのシュートが決まる!
ラコルニャという地味な(失礼)チームの、地味な(でも大好きな)選手、バレロン。
謙虚な男から放たれた、力強いゴール、しびれた!
そして(決して調子は悪くは無かった)ラウルにかえて、Fトーレス!
ワクワクするような選手交代。
追加点は無かったが、終始スペインの思わく通りの展開だった。
サルガドが居ないのは痛いが、屈指のタレント軍団、スペイン。
大いに期待できます。
ところで、本日のベストチームは? もちろん、ギリシャ。
相手のミスを逃がさなかった開始7分カラグーニスの
目の覚めるような“気合い”ミドルは代々語り継がれるでしょう。
一方のポルトガル、
後半、Cロナウドが(本職じゃない)左からのクロスを上げまくってましたが、
あれは彼のクロスの精度が悪いのか? 中に人が居ないのが悪いのか?
そんなことをずっと考えてました。
ポルトガル、どう立て直すのだろう? ルイコスタを外すのか?
いずれにせよホスト国が結果を出さなければ大会は盛り上がらない。
次のロシア戦に期待します。
(かなり厳しいですが……)