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 THE寄せ集め対決(日本 2-0 スコットランド/国際親善試合・横浜)

morimoto

お金を払って横浜に行った人は満足できたのでしょうか? 
過去2度引き分けという相性の悪いスコットランドに勝ったから。これでいい?
でも、これで喜んでいては……。
とにかく中一日という日程の関係もあるにせよこんなメンバーになってしまったこと、そして心配されたコンビネーション不足など多くの「レギュラーとの差」を今のサブメンバーが如実に露呈してしまったこと。
運が良いのか(多分悪いんだけど)、相手もWC落選も決まり、殆どの主力がキャンセルした骨抜き観光旅行?スコットランド代表でそれが見掛けでは目立たなかった。しかしSCO、寄せ集め度では日本の上を行っていたのではないか。


今回の試合を通して想うのは、結局チーム全体を見るバランサーっていうのは今回の先発だと憲剛、あるいは稲本あたりだけで、たとえば本田は飛び道具みたいなもので、点決めて素直に喜んでたし。そういう選手なんだなあ、と。
そんな中、代表デビュー戦センターバック岩政は身体を投げ出し、気持ちを全面に押し出していた。ヘディングゴールを決めていれば一気に第3DFに名乗りを上げただろうに。
なんたって今の岡田JAPAN3番手DFは阿部だから。阿部はとても良い選手だけど彼が控え一番手に来なきゃ行けないほど日本のDFは人材不足だろうか??  鹿島魂を受け継ぐガッツ溢れる岩政のプレイは今回の試合の数少ない救いとなった。
後半入ったアテネ五輪組・大久保、松井の二人が香港戦の反省か、精力的に動いてチーム活性化していて良かった。大久保はストライカーって言う感じが代表ではしないのがすごく気になる。
一番得したのは駒野。
あの一本のクロスで岡田監督の信任を得たでしょう。個人的には地味な存在で、WC豪州戦惨敗の印象と重なる選手なんですけど。
メディアに騒ぎまくられた森本は及第点では? FWらしいどん欲さも見えたし。でもこの代表の中で彼は光れるのだろうか? 心配。


最後に、かつての名選手・いまキャスター名波、甘いな、森本へのにインタビューで最初は良かったけど、カメラが気を使って選手のぐるりとまわりを回る(森本の期待度を表現する)ダイナミックな絵づくりしてたのに、早々にインタビュー切り上げるなんて。あそこは何でも良いから繋がないと。
テレビ解説者として生きるなら一刻も早く放送の仕組みを理解してくれ。
カメラマンは相当がっかりしてるぞ。
author:匠武士
*本家webタイで想う日々は毎日更新中です! 是非いらっしゃって下さい!