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ナビスコ決勝・試合巧者ガンバが初優勝

ナビスコ

この時期はここ5年はタイ暮らしなのでナビスコ決勝のTV生観戦はホントに久しぶり。
深まる秋晴れのもと、素晴らしい日本らしい美しいコンディションの下、超満員の観客、なんだか天皇杯決勝みたいだ。
シンプルで素早いカウンター攻撃の川崎Fと緻密で技巧的、高い個人技を持つガンバの戦い、というイメージ。
いずれのチームもここ2、3年でJでトップを争う実力を身につけた新常連・新強豪チーム、ボクにはそんな印象が強い。
ガンバはタイでリーグ優勝の瞬間を見たので、今日はまだ無冠のフロンターレに気持ちが入る。ACLでも残念な負け方をしたし。
前半、お互い高い集中力と緊張感。こうなるとお互い気をつけなければならないのはミス、そしてセットプレーが攻撃のキーになるか。
ガンバ・遠藤。フロンターレ中村憲剛、今年代表でも実績を残したこの二人の司令塔対決も面白い。前半はガンバがあわやPK獲得?のシーンはあったもののやや川崎攻勢か。
この状況なら前半は0−0で。
後半、徐々にボール・ポゼッションをあげてくるガンバ。ナビスコ新人王を獲得したという安田(五輪代表)のゴールはそんな流れからスルリと滑り込むように生まれた。
リードしてからのガンバには落ち着きがある。
この落ち着きはフロンターレの攻撃の対極。フロンターレは乱戦に持ち込めば強いが、詰め将棋のような戦いになれば西野監督采配も光るガンバが上か?

なんとか爆発したいフロンターレFW、ジュニーニョチョン・テセ
時間は過ぎて行く。3人の交代を使い切り、捨て身の体制に入るフロンターレ。力ずくでも押し込みたい。このまま終わっては……
しかし無念にも試合終了のホイッスル。1−0
フロンターレにはつらい結果だが、試合巧者ぶりを発揮したガンバがナビスコ初優勝。文句はございませんw。