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リヴァプール、3点差を覆し、欧州の頂点

の最後までスゴかったUEFA/CL

ボクのつたない記憶ではCL決勝で3点差をくつがえして優勝したチームは無かったかと。
普段のリーグ戦でも3点差というのは決定的な意味を持つ。
ミランの前半の点の取り方はそれ以上の重さがあったように。
だいたい開始30秒でのマルディーニのゴールはリヴァプールにこそ生まれるべきモノだった。
でなきゃ試合は「面白くない」(それ以上の面白さがその後に待ち受けて居ようとは)。
その後のミランの小憎らしいほどのカウンター攻撃。
仮にボクがリヴァプールサポーターで遠くイスタンブールまで駆けつけて、あんな前半を見せ付けられたら、どんな気持ちになってしまうだろうか。
スタジアムに居続けることができるだろうか。


この試合で生まれた6点はいずれも素晴らしいゴールだった。
特に後半8分から8分間*1の間に決めたリヴァプールの3点。
リーセのセンタリングをゴール隅にヘディングで決めたジェラード。
キューエルの負傷で前半から急遽入り、地を這うようなミドルシュートを放ったスミチェル。
PKを一旦止められながらも、自らしっかりカバーしたシャビ・アロンソ
何より、この一連の得点劇でSジェラードが示した攻撃力は図抜けていた。前を向いた時の彼の怖さ。

前半と後半でまるでチームがそっくり入れ替わったような展開。
延長に入ってからの展開が、ミランの攻撃を全員で粘り強く守る、試合前からリヴァプールが想定したモノだったと想う。
そういう意味では最後になってリヴァプールPK戦までの流れを自らに引き寄せた。


ミランは決して悪くなかったと想う。
それを上回る気迫と、全員で生まれ変わり劇を演じた(監督采配を含む)リヴァプールをほめるべきかと。
(サポーターの声援もスゴかった。まるでレッズのホームだった。)


「サッカーは何が起こるかわからない」「だからサッカーは面白い」
そんな神話を呼び起こしくれた勇気ある戦いを繰り広げた両チームに拍手を送りたい。
ユヴェントスチェルシーミランを破っての文句なしの欧州No.1、
陳腐な表現だけど“奇跡の赤い悪魔リヴァプール”、本当におめでとう
そして、さすがです、欧州チャンピオンズリーグ


追記:
・UK在住、id:hatto8107さんのfotolifeが臨場感溢れていてスゴいです。
http://f.hatena.ne.jp/hatto8107/

はてなブロガー、それぞれの観戦記
http://d.hatena.ne.jp/souno418/20050526
http://d.hatena.ne.jp/as1982_11/20050526
http://d.hatena.ne.jp/orion1014/20050526/1117083962
http://d.hatena.ne.jp/taka23/20050526

author:タイで想う日々管理人

*1:公式には6分間となったようです