プレミア09-10シーズン、優勝は最終節にもつれ込んだ。
チェルシーvsウィガン。
前半６分、FKのこぼれ球をアネルカが決めて先制。
前半31分、ランパードが倒され、PK。相手選手退場。
キッカーはドログバに譲ること無くランパード自身が決め、2-0。
ウィガンは10人、試合としてはほぼ決まり。
そして今季最大のゴールショーが始まった...
チェルシー、８−０の大勝でプレミア優勝に花を添える
９日に全試合一斉に行われたイングランド・プレミアリーグの最終節、首位のチェルシーがウィガンを８−０の大差で破り、リーグ優勝を決めた。ここまで勝ち点１差でチェルシーと激しい優勝争いを演じてきた２位のマンチェスター・ユナイテッド（マンＵ）もストーク・シティに４−０で快勝したものの及ばず、連覇はならなかった。
なお、チェルシーのドログバはこの試合でハットトリックを達成し、今季のゴール数を２９に伸ばしてマンＵのルーニーを上回り、リーグ得点王の座も手に入れた。
最終節の逆転優勝にわずかな望みをかけたマンＵを尻目に、チェルシーはホームの観衆の前で圧倒的な強さを見せ、終始格下のウィガンを全く寄せ付けなかった。前半６分にアネルカのゴールで先制したチェルシーは、３２分にもランパードが自身が受けたファウルで得たＰＫを決めて２点目を奪う。このファウルで、ウィガンのコールドウェルがレッドカードを提示され退場すると、後半はチェルシーの独断場となった。
後半に入ると、５４分のカルーのゴールに続き、直後の５６分にもアネルカがこの日２点目となるゴールを決め、この時点で優勝をほぼ確実なものとした。しかし、なおも勢いが止まらないチェルシーは、得点王争いでルーニーと並んでいたドログバがここから爆発する。６３分に単独トップに立つゴールを決めると、６８分にＰＫで２点目、８０分にも３点目を決め、わずか１７分でハットトリックを達成。この時点で、今季のリーグ戦で４度目となる７得点を挙げたチェルシーは、最後はジョー・コールが８点目を決めた。今季限りでの退団が確実な同選手の有終の美を飾るゴールに、スタンフォードブリッジを埋めたサポーターは興奮の渦に包まれた。
author：匠武士
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