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タイ代表-ドイツ代表


行ってきました!ラジャマンガラ国立競技場。
タイガーカップを敗退したタイ代表の今年最後にして、歴史的な親善試合。
ドイツ代表にはFWクラニー、GKヒルデブラントなど、日本戦には参加できなかったシュツットガルトのメンバー4名も集結。
2週間ほど前にようやく本決まりになったこの試合(マジです)、
日程的にもできれば週末での開催などタイ側が交渉したらしく、でもドイツは(特に帯同しているドイツ報道陣が)クリスマスには本国に戻って居たかった様で(苦笑)、結局当初のFIFAカレンダー通りの開催となりました。

心配されたお客さんの入りでしたが、(恐らく)3万人は入ったのではないでしょうか。
(地元英字新聞Nationでは3万5千人と報道)
タイにはドイツからの旅行者は非常に多く、スタンドにもドイツ人の姿は目立ちました。
ちなみにチケットの値段は2000〜200バーツ(5400〜540円)、メインは普通のタイ人にはかなり高い金額なので、ゴール裏に近づくほどタイ人の割合が増える、といった感じでしょうか。
ドイツのスタメンですが、殆どテストマッチの様相。
クローゼ、バラック、シュナイダー、ベアンスら主力はベンチ。
FWはアザモアとクラニー、MFで目立ったのはバイエルンシュバインシュタイガー
嬉しかったのはGKヒルデブラント、ひそかに期待していただけにこれは嬉しかった。もっともタイ人はがっかりかも(カーンはベンチにも座っていなかったような……)。
日本→韓国→タイとツアーしてきた日本の方などとの和やかな観戦だったので、今回は写真構成のレポートでお茶を濁します、ごめんなさい。

試合は開始当初から親善マッチの「ほんわか」感に包まれており、終始お祭り気分。
前半32分にゴール前の混戦からクラニーが得点するまで、「空気を読んだ」?ドイツの拙攻、タイの踏ん張りもあってかなり盛り上がりました。
36分には右サイドからのセンタリングにフリーのクラニーが頭で合わせて、0-2。

写真・上)後半開始前、ベンチに入るシュナイダーとバラック
写真・下)同じく、クリンスマン監督とヒアホフ

後半。12分に、タイがカウンターで2人抜け出し、エースの⑨サラユッが決めて1-2、
ドイツサポーターも何故か大喜びしてくれました。*サラユッはこの夏のニューカッスル戦(結果は1-1)でも得点した選手です。↓
http://d.hatena.ne.jp/taideomouhibi/20040714
後半のハイライトはドイツの選手交代だろう、と期待して居て、シュナイダーがドイツのベンチ裏でウオームアップを始めたときにはスタンドも沸いたのですが、その後ベンチに座ってしまってガッカリ。
でもドイツサポーターが、シュナイダーに何か歌を歌ってみせて、声援を送ると、シュナイダーも後ろを向いてスタンドにちょっこり挨拶。
その後、バラック、クローゼにも声援を送るとちゃんと二人ともスタンドに手を振ってくれました。なかなか微笑ましいシーンでした。
やっぱり出て欲しい選手はボクもドイツ人も同じというわけです(苦笑)。

その後、タイはGKがスーパーセーブを何本か見せてくれましたが、それでも徐々に力尽き、
28分ポドルスキー(ケルン所属、ケルンって2部なんですか!?)
39分アザモア、
44分再びポドルスキーが決めて、結局1−5で終了しました。
日本も取れなかった1点をタイ代表が決めた!と大騒ぎしたいところですが、
ちょっと終盤の2点あたりは(日本戦の3点目同様)タイ代表にとって余計な得点の様な気がしました。

タイガーカップを敗退してしまったタイ代表はこれが今年最後の試合で、これで当分大きな大会への参加がないのが少し寂しいです。
現在のタイ代表は全くの過渡期、シンガポールベトナムなどへの海外進出組が増え、
代表召集が年々難しくなってきており、国内組の若手を積極的に活用するも当然のことながら、まだまだチームとして熟成していない状況。
現在のドイツ人監督heldの手腕も正直「?」
タイサッカーをプッシュしていきたい管理人としても非常に辛い状況が続くわけで……

author:タイで想う日々管理人