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 タイ-UAE、WCアジア1次予選

日本代表がオマーンでキックオフを迎える2時間前、タイ代表の試合をスタジアム観戦。
自力突破は無理になったタイ代表にとって、残りのホーム2試合、勝ち、あるのみ。
会場はタイ日ディンデン競技場、と聞いてましたが、
なんと急遽会場がファアマークのRajamangalaスタジアムに変更。
これは当日発売のBankok Post紙も対応できてませんでした、
まさにアメージングタイランド
同行者とこのスタジアムに日本人何人居るのだろう? ボクら二人だけ?と話していると
なんと主審が西村さんという日本人(線審の方も)、
日本人が我々だけじゃなかったことに素直に喜ぶ(苦笑)。

タイ代表のスタメンは若手中心。
7月のアジアカップのメンバーも数名しか居ない。
ボクの知っているのでは日本戦で得点したFWスティーくらい。


キックオフ夜7時(日本時間9時)、タイ代表が積極的に攻める。
マレーシアでアジアユースを見た後なので、タイの動きは実に良く見える。
10分過ぎタイの④番の選手(オーソットスパー所属)がゴール前の混戦、こぼれだまを決め、タイ
先制。
大きな得点。
15分過ぎのピンチはキーパーのファインセーブで救われる。
20分過ぎ、観客がやたらと入り始める。どうやら外の客(サッカーなどしていた若者中心)を無料で入れ始めた模様。
「タイでは良くやるパターン、ただし後半からが普通」とは同行者の弁。
25分過ぎ、我々の横をなんと(タイのクラブチーム)オーソットスパーの監督が通りかかる。
まったくフツーのオジサンの風体で。
ボクらは面識があったで思わず声を掛け、監督と同席して観覧することに。(これもアメージング)

どうやら監督は自分のチームの選手が得点したのを見ていなかったらしい……。
35分タイのCKのこぼれだまから⑥番の選手が見事なミドルシュートを決め、2-0。
焦りからかUAEの選手にはラフプレーが増え、イエローカード連発。
前半終了。

観客席を眺めると、無料入場者の効力もあり、メインスタンドに関しては7割ほどの入りに。タイの優勢に観客席も熱い。

後半、UAEが攻め返すも決定的なヘディングがバーに当たる。
ツキもタイに見方。
65分、タイのスティーがドリブルで持ち込んでのシュート、そのこぼれ玉をキャプテンのティラサックが決める。3-0。
ベトナムリーグで活躍するこの選手はタイNo.1のFKの持ち主とのこと。
若手主体のUAEは直前に行われたシンガポールとの親善試合に勝利してのタイ入りの様でしたが、全く良さが見られませんでした。
試合は結局3-0でタイ代表、会心の勝利。
地上波生放送だっただけに国民に久々、カッコ良い姿を見てもらえたことでしょう。
おばさんの売るヤキイカの匂いがプンプンでしたが、
直前の会場変更や監督との同席などいろんな意味でアメージングな体験でした。
タイ代表は来月イエメンを迎えて、1次予選最終戦を戦います。