No Christmas gift for Thailand
タイにクリスマスプレゼントは届かず Published on December 25, 2008（The Nation）
http://xpress.nationmultimedia.com/2008/12/25/sports/sports_5228.php
日曜日のハノイミーディンスタジアム。そこには東南アジアの夏は無く、中国の冬、といった重さの装いのベトナム人が集結していました。
前半身体能力を生かしたセットプレーで先行したタイですが、最後まで攻め切ることが出来ず、逆に終了間際のセットプレーでベトナムに同点ゴールを許すという屈辱の展開で試合を終えました。
２試合合計2-3でベトナムが東南アジア選手権、初制覇しました。
選手の能力やチームとしてのポテンシャルはタイの方が上だと思いますが、チーム一丸となってタイトルを目指そうとする熱意ははるかにベトナムの方が強かった。
ポンポンとゴール前に放り込んでそのうち入ってタイが奇跡の逆転勝利！などとタイ人が大騒ぎしてしまうよりも、敵地で辛酸をなめる今回の展開の方がタイの選手には良い薬になったでしょう。
多少タイ選手をフォローすれば一貫性のない代表運営を続けるタイサッカー協会のていたらくと、なぜこの人が？というイギリス人監督のもとで、モチベーションも上がらない環境が彼らをそうさせ続けているのかもしれません。（2009年からはタイのクラブチームにもアジアチャンピオンズリーグという大舞台は用意されなく、Jリーグを筆頭とする東アジアと中東勢の戦いの場になるでしょう）。
いずれにせよ（シーゲームの結果を除き）これで３大会連続で優勝を逃し続けたタイには「万年２位」の称号が相応しい。
本当にトップを取りたければ最後まで突き抜けた、諦めないどん欲な戦いが必要でしょう。
情けないな、タイ。
author：匠武士
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